ニッポンのうまい!ラーメンプロジェクト

ニッポンのうまい!静岡藤枝朝ラーメン 魚介のだしが利いた醤油ベースのあっさりスープと、もちもちとしながらものど越しの良い中太麺を合わせました。

【静岡藤枝朝ラーメンとは】

静岡県藤枝市はお茶の取引などで朝早くから仕事をする人が多く、仕事帰りに朝からラーメンを食べるという文化が昔から根付いています。朝からでももたれないあっさりした味わいが特徴。また「温」と「冷」をセットで食べるのが藤枝流です。

監修:津軽ラーメン煮干し会

戦前から続く貴重な文化を発信!

藤枝 朝ラー文化軒究会

朝ラーメン文化を守り発展させると同時に、藤枝市を活性化させることを目的として2010年に発足した地元有志による団体です。とあるテレビ番組で藤枝 朝ラーメンが取り上げられ話題になったのにも関わらず、当時は問い合わせ窓口となる団体が存在しませんでした。そこで市内に暮らすラーメン好きたちが立ち上がり、自分たちの手で情報発信をはじめたことから「藤枝 朝ラーメン文化軒究会」が誕生しました。現在は各種メディアへの出演やイベントへの出展、オリジナル商品の開発などに取り組んでいます。

茶業関係者のニーズから生まれた、珍しい食文化

朝ラーメン発祥店とされる
「マルナカ」の中華そば「温」と「冷」

「藤枝 朝ラー文化軒究会」の桑原さんと石間さんに、藤枝 朝ラーメンのルーツについて伺いました。

静岡県藤枝市は、昔からお茶の生産地として有名です。茶業関係者が早朝から働きはじめ、仕事終わりの腹ごしらえに、地元で評判のラーメン店「マルナカ」に開店前から行列をなすようになりました。一説にはこれに見かねた店主が徐々に営業時間を早め、朝にラーメンを食べる文化が定着したことが、藤枝 朝ラーメンの起源だと言われています。

このラーメンの特徴は、朝から食べても胃にもたれないような醤油ベースのあっさりとしたスープと、つるっとのど越しのよい麺です。「温」と「冷」をセットで食べるのが藤枝流。「志太系」と呼ばれる醤油ベースのラーメンが元々の朝ラーメンですが、最近では豚骨や塩など色々な味を出すラーメン店も出てきました。

左から順に、藤枝 朝ラー文化軒究会
会長の桑原さんと事務局長の石間さん

朝ラーをきっかけに、多くの人に藤枝市を訪れてほしい

朝ラーメンの味わいを飴で再現した「藤枝朝ラー飴」を開発したり、藤枝市が沖縄県宮古島市と友好都市になったことがきっかけで、海ブドウやもずくをトッピングした朝ラーメンをイベントで発表したりと、話題にこと欠かない「藤枝 朝ラー文化軒究会」。

今回の東洋水産との商品化について、桑原さんに感想を聞いてみると、「日常的に使うスーパーなどの商品棚に“藤枝 朝ラーメン”の文字が並ぶことで、さらに多くの方に朝ラーメンの存在を知っていただければ嬉しい」とお答えくださりました。また今後はさまざまなイベントで藤枝 朝ラーメンをPRしていくことで、全国から藤枝市を訪れる人を増やし、地域の活性化につなげたいとのこと。交通の便がよく、ホテルや居酒屋も多い同市。前泊して、現地で実際に朝ラーメン文化を体験してみるのもいいかもしれません。

藤枝 朝ラー文化軒究会が開発した
「藤枝 朝ラー飴」