気候変動への対応

地球温暖化による、原材料の高騰や天候不順、消費行動変化などの影響は、調達から生産・加工、販売までサプライチェーン全体に対する重大なリスクであることから、東洋水産グループは気候変動を事業継続の上で重要な課題の一つと認識しています。気候変動への対応として、グループ一体となってCO2排出量削減に取り組んでいます。

貢献するSDGs

TCFD提言に基づく情報開示

東洋水産グループは、事業活動による環境負荷低減を考慮した取り組みの一環として地球温暖化対策をさらに促進するべく、金融安定理事会(FSB)により設立された気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD : Task Force on Climate-related Financial Disclosures)が公表したTCFD提言に記載されているフレームワークに基づく情報開示に取り組んでいます。

CO2削減への取り組み

排出量削減に向け、設備面ではボイラー燃料の重油から天然ガスへの転換、省エネタイプの高効率機器の導入やLED照明への切り替えなどを実施し、一部事業所では太陽光やバイオマス発電で作られた電力などの再生可能エネルギーを利用しています。
運用面では、製造機器や冷凍機の効率的な運転や、事務所での不要時の消灯、エアコンの温度設定の徹底、エコドライブの推進などを実施しています。そして物流面では、モーダルシフトの推進、需給予測の向上などに取り組んでいます。

フクシマフーズ屋上の
太陽光パネル

フロン漏洩量削減への取り組み

2015年に施行された「フロン排出抑制法」に対応し、各事業所においては冷凍冷蔵機器及び空調機器の点検・整備を徹底し、温暖化への影響の大きいフロン冷媒の漏洩防止に努めています。
また、冷蔵倉庫においては、温暖化への影響が少ない自然冷媒機器への切り替えを計画的に進めています。原則として新規導入する機器の100%を自然冷媒機器にする計画です。

冷蔵倉庫のフロンガスと
自然冷媒の割合

Smiles for All.すべては、笑顔のために。